kazu_ma’s WALKING-DIARY

ウォーキング・トレッキング・ダム巡り・寺社巡り・食べ歩き

月山ダム(体験学習会)

11/14、山形県鶴岡市月山ダムに行ってきました。
10回目。(→1,2,3,4,5,6,7,8,9)




今回は月山ダムの体験学習会に行ってきたのでレポートしてみる。



まずは簡単にダムの説明を聞く。




いざ出発。
関係者以外は入れないところに入っていきます。



ダムの裏側にやってきました。




コンジットゲート*1(副)。



コンジット副ゲートの裏側。





ここから、コンジット主ゲートの見学です。
見えている赤いものがコンジット主ゲート。



コンジット主ゲートのはしごを伝って降りていきます。





降りると遠くに見える外の景色。
実は降り立ったところは放流管の中。
つまり実際に放流される水の通り道であり、外の景色が見えているところが放流口ということになる。





ちなみに今回、ここに降り立つ際に安全帯(命綱)をつけて見学している。
足場が濡れていて傾斜があるため、間違って滑ってしまうと自分が放流されかねない。




コンジット主ゲートが開いた状態。
奥に見える赤いものが、コンジット副ゲート。
最初にダムの外から見たものです。



荘内日報の記者さんが体を張って取材。
その時の取材記事がこちら。
市町村カテゴリー/鶴岡市朝日地区|2015年11月17日付け紙面より|荘内日報ニュース−山形・庄内|荘内日報社




開いたコンジット主ゲートに入る参加者たち。



下から見上げるとこんな感じ。





外に出てきました。
堤体に触れるところまで来ました。
月山ダムは半円のデザインで有名ですが、このカーブが間近で見られるとは。



堤体にはRCD*2とELCM*3と書かれている。
これはコンクリートを打設方法であるが、EL*4が251mのこの部分をさかいに違う工法で作られていること示している。



ダム好きがこの銘版に集まる。






水位維持放流バルブからの放流見学。



プラムライン*5
ダムの天端*6近くの部分からダムの底までおもりがついたワイヤーが垂れ下がっており、このワイヤーの移動量でダムが水圧で傾いたりしていないかを見るためのものです。



漏水量がどれだけあるか確認しているところ。





さっきとは逆方向から水位維持放流バルブ放流見学。



上から見た水位維持放流バルブ放流。




ラジアルゲート*7を裏側から。




ラジアルゲートのワイヤー。
太い。





船庫。



お決まりの監査廊*8の急な階段。




最後は操作室。

*1:洪水調節・放流用に使われる

*2:Roller Compacted Dam-concrete、セメントの量を少なくしたコンクリートをブルドーザーでならし、振動ローラで締め固める工法

*3:Extended Layer Construction Method、拡張レヤ工法、レヤ工法では継目ができるがこのを継目をできるだけ設けずに大きな範囲を一度に打設する工法

*4:Elevation Level、標高

*5:ダムの傾きやたわみを測定する機械

*6:ダムの一番上の部分

*7:円弧状のゲート、丸いため水圧に強い、大規模な洪水が起こったときに使われる

*8:ダム内部にある管理用の通路