kazu_ma’s WALKING-DIARY

ウォーキング・トレッキング・ダム巡り・寺社巡り・食べ歩き

浅川ダム(ダムマイスター研修会)

10/18、長野県長野市浅川ダムに行ってきました。
ダムマイスター研修会として催されました、建設中のダム見学会です。



まずは工事事務所にて浅川ダムの概要を聞きます。
この浅川ダムは「脱ダム宣言」のあおりを受けて一旦建設中止となったダム。
その後いわゆる穴あきダムとして建設を再開。
穴あきダムは一般的なゲート等で仕切るように水を堰き止める方式とは異なり、ダム底部がつうつうになっている。
そのため、通常は堰き止められることなく水が流れ、洪水のような流量が多くなったときに一定量は下流に流れ、それ以外はダムに溜まる仕組みになっています。
洪水時以外は水が溜まることはないため、一般的なダムに比べ、水の滞留が少なく、淀みとかの水質汚染が少ないといわれています。


ダムを造るというのは抵抗がある方もいらっしゃるかと思われます。
自然の中に大きな建造物を造るのですから当然かと思います。
ダムを造るのはメリットもありますが、デメリットもあります。
メリット・デメリットは立場によって感じ方が異なりますので双方の意見が食い違うことがよくあります。
議論で長い歳月がかかることもありますが、関係者が納得できるようなダム造りをして欲しいと思います。



まずは天端*1からの見学。



ダム側面から。



天端横には、セメントサイロ。
奥に見えるのが・・・



タワークレーン。



タワークレーンの根元。
ここがダム湖となるわけですが、穴あきダムなので基本的には洪水時しかダム湖に水が溜まらないことになります。



ちなみに、NHKさんが取材に来ていました。
10/27のあさイチでちらっと放送されるようです。
私は出ません。



今度はタワークレーンの根元(ダム湖になるところ)にやってきました。




タワークレーン。
作業半径75mで16t。
コンクリートの打設が終わったのでこのタワークレーンは11月で解体されるらしい。
見れるのは今だけです。
操作室は冷暖房とトイレがついて良物件らしいです。




今度は前方にやってきました。



洪水吐*2へと向かいます。



洪水吐の中。
人がいるところが洪水吐の流路。
右側が魚道*3となる。



魚道。

*1:ダムの一番上の部分

*2:洪水に対処するため設けられた放流設備

*3:ダムで仕切っていると魚の往来がしにくくなるため、人工的に造った魚のための道