最上小国川ダム(建設中)/コンクリート打設の流れ
10/11、山形県最上町、最上小国川ダムに行ってきました。
22回目。(→12,13,14,15,16,17,18,19,20,21)
今回は堤体のコンクリート打設はどのようにされるのかを立入禁止区域外から見て、写真を撮ってきたので、どういう風に打設するのかわかっていただけたら幸いです。
ちなみにダム建設にはコンクリートはどこかで作って持ってくるのではなく、現場で作るのが一般的です。
ダム建設には膨大のコンクリートが必要となるため、他から持ってくるよりはその場で作ったほうが、手間もコストも少ないからです。
まずは骨材*1を運びます。
骨材は種類、大きさによって区別されています。
骨材をベルトコンベアーに載せ、ベルトコンベアーでバッチャープラントの上部から投入されます。
バッチャープラントでは運ばれてきた骨材と横にあるセメントサイロから運ばれるセメントを混ぜ合わせ、コンクリートが作られます。
できたコンクリートは下でトラックが待ち受けているところに排出されます。
コンクリートをトラックで運び、コンクリートバケットに流し込みます。
コンクリートバケットを打設場所まで運びます。
ただ、展望台から見ると死角になってしまい、打設の部分を見ることができませんでした。
展望台からは見ることができなかったので、夜にライブカメラで打設の様子を撮りましたので、補完しておきます。
コンクリートバケットから打設場所へコンクリートが流し込まれます。
流し込まれたコンクリートにバイブレーターを差し込み、コンクリートを締固めします。
この繰り返しで打設が進められていきます。