藤沼ダム(ダムマイスター研修会)
6/20、福島県須賀川市、藤沼ダムに行ってきました。
このダムは東日本大震災で決壊、死傷者が出た。
その後、復旧工事が進められているとのことで、ダムマイスター研修会として参加。
東日本大震災後の藤沼ダムの状況はこちらで写真として載っている。
今の藤沼ダム - ダム便覧
まずは事務所にて、決壊の状況・復旧工事の進捗などを教えていただく。
藤沼ダムには本堤と副堤の2つがあります。
まずは本堤から。
こちらは東日本大震災で決壊しています。
新しく作られる本堤は標高は前と同じですが、さらに深く掘り下げています。
中央の赤いラインが堤体ができる中央です。
左右に斜めに広がっている赤いラインが堤体ができるラインです。
こちらは洪水吐*1になる部分。
副堤は盛土が始まっています。
ブルーシートが被せてある部分はコアと呼ばれる部分で、水を通さない土が使われます。
場所が変わって、盛立材の置き場。
ここはもともと田んぼらしいのですが、藤沼ダムが決壊したことにより、ごく一部の田んぼに水が送れない状況だそうです。
そのため、休止している田んぼの土地を借りて盛立材の置き場にしているそう。
田んぼの土は取って保管しており、ダムが出来ると元の田んぼに戻すそうです。
藤沼ダムは本堤のみですが、一般の方でも見学広場からの見学が可能です。
日曜日を除く、決められた時間でのみ見学することができます。
*1:洪水に対処するため設けられた放流設備